多くの皆様がご存じの通りですが、自動車の売買におきましては保管場所証明(車庫証明)の申請手続が必要です。今回はその車庫証明の申請についてご説明いたします。

主には上記のような場合に車庫証明が必要になります。
以下の場合は、保管場所証明(車庫証明)の申請ではなく、自動車保管場所(車庫)の届出手続が必要になります。
自動車の保管場所を管轄する警察署の交通課に申請します。
まず申請書の入手先ですが、申請書は警察署の窓口、または警察庁・県警のWebサイトから入手できます。
以下は福岡県警察のWebサイトリンクです。※書き方見本もございます。
福岡県警察 自動車保管場所(車庫)証明の申請手続 ~ 普通自動車等
※自動車保管場所届出(軽自動車等)の場合はこちら↓から入手できます。
福岡県警察 自動車保管場所(車庫)の届出手続 ~ 軽自動車、普通自動車等
1.自動車保管場所証明申請書
2通の作成が必要です。
【記載サンプル】

特に難しい部分はありませんが、注意事項としては、上段の「車両情報」は車検証などを見ながらアルファベットと数字の間違いなどに気をつけ正確に、最下段の「連絡先」は代理申請の時(かつ申請内容についての確認を申請者以外に行う必要がある場合)は入力します。
2.保管場所の所在図・配置図
申請書類のなかで作成が1番大変な書類がこちらかと思います。ただ、Web上にはサンプルがたくさんありますし、警察庁・県警のWebサイトにも丁寧な記載例もございますので、難易度は高くはないと思います。
●保管場所の所在図
使用の本拠(自宅等)と保管場所(駐車場等)の位置関係を表す図になります。位置関係をわかりやすくするための目標となる建物や付近の道路を合わせて記載します。
●保管場所の配置図
具体的な保管場所(駐車場等)の位置と実際に車両を保管(駐車)する区画(駐車場№など)を表す図になります。
【記載サンプル】

注意事項
●保管場所の所在図
- 使用の本拠の位置(自宅等)及び保管場所(車庫)の位置がしっかりわかるように記載
- 使用の本拠の位置と保管場所の位置を直線で結びその間の距離を記載
様式が準備されておりますが、それを使わず既存の地図(Gogle Map等)の写しを使用することも可能です。ただしその場合についても、前述の記載注意事項は同じになります。
●保管場所の配置図
- 駐車スペースを明確にし、その寸法(縦・横)を明記します。
- 保管場所(駐車場等)が特定できるように、周囲の建物、空地、道路を明記します。
- 保管場所(駐車場等)への出入り口を明示し口幅を記載します。
- 保管場所(駐車場等)に面する道路の幅員を明記します。
3.保管場所使用権原疎明書面
こちらは、保管場所の土地建物が自己所有の場合と賃貸の場合とで提出書類がことなります。
●自己所有の場合
「保管場所使用権原疎明書面(自認書)」を作成します。作成といいましても、様式に日付、住所等、氏名を記入するだけですので、すぐに作成できると思います。
●他人所有の場合
「保管場所使用承諾証明書」または、「駐車場賃貸借契約書の写し等」のいずれかが必要になります。「保管場所使用承諾証明書」につきましては、様式に申請者の情報を記入したのちに、土地建物所有者(もしくは管理者)に、署名をいただく必要がございます。
【保管場所使用承諾証明書 記載サンプル】

注意事項
- 保管場所の位置情報等は申請書(または届出書)と整合をとり記入する。※ただし”保管場所の位置”欄には、部屋の号数は記入しない。
- 駐車場に名称が付いている場合は、”駐車場の名称”欄に当該名称を記入
- 使用期間は、申請(届出)日から最低1ヶ月以上の期間を有していることが必要
- ”承諾証明”欄については、土地建物の所有者が法人の場合は、法人名及び代表者名を記載
- 保管場所が共有の場合は、必要な共有者全員の情報等を”承諾証明”欄余白部分に記載
各都道府県の手数料条例により異なります。
各都道府県の手数料条例により異なります。ですので申請先の都道府県警察に問い合わせるか、あるいは都道府県警察のWebサイトを御確認いただく必要がございます。※納入方法も含めて左記の通りです。
なお、福岡県につきましては、自動車保管場所証明手数料は2,200円、福岡県領収証紙(警察署で購入可能)での支払いになります。
以上、自動車保管場所(車庫)証明の申請手続についてご説明させていただきました。
申請自体の難易度は決して高くはありませんので、ご自身での申請も十分可能と思います。ですが、会社勤務でご多忙の皆様など、申請時や許可受取時(計2回)に平日日中の警察署訪問が難しい場合、また、保管場所の所在図・配置図の作成に時間がとれない方などもいらっしゃるかと思います。そのような場合には、ぜひ、行政書士をご活用いただければと思います。


